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Leprous 【Pitfalls】レビュー

ノルウェー出身プログレッシブメタルバンドの2年振りの新作。
元Ihsahnのバックバンドという肩書もそろそろ外れてきた頃でしょうか。アルバムを重ねるごとに変化を続けてきた彼ら、今回は前作Malina以上にメタル度が低くなってきた印象です。エレクトロニカの影響を結構出してきたなと。そういえばボーカルのエイナルは元々HIP-HOP好きとのことで、日本版ボーナストラックでMassive Attackをカバーしているし、自分たちの影響を受けてきた音楽を反映してきたのかなと。とはいえ後半曲は結構ロックバンドのカタルシスを感じさせるいつものLeprous的楽曲もあるので一安心というところ。やはり目立つのはボーカルのエイナル。繊細であり、力強くもある素晴らしい歌声はこのアルバムでも同様です。そしてドラムのバード・コルスタッドも繊細で複雑なドラミングを聞かせてくれます。やっぱり彼はすごーく上手いです。
ともあれ、最近では一押しのバンドで、今回も買って悔いなし!  メタラー、ロックファン にはおすすめしたいですが、多分最初の3曲が受けが悪そうなので、他のアルバムから入ってくれれば(笑)

1.Below
1曲目からメロウなバラード。サビでロックバンドてきカタルシスはギリギリセーフといったところ。前作から増えたオサレ系なバッキングを聞かせてくれますが、ボーカルは結構抑え目で歌っていて、今までのLeprousを求めるとちょっと物足りない。。

2.I Lose Hope
16ビート交えてオサレ。テンションは一定、というか4つ打ちで、エレクトロニカっぽいかなと。さらに言うとトリップ系な感じがするのでやっぱりMassive Attackからの影響かな?

3.Observe The Train
キーボード主体の優し気な演奏。どことなく昔のmuseでやってそうな感じ。
エイナルはまだ声を張り上げないけど、その技術の高さは感じさせます。上手い。あれ、ギターどこいった。

4.By My Throne
やっとプログレロックぽい曲です。プログレっぽい奇妙なギターリフからスタート。だけどドラムは何事もないように四分の四拍子で叩く。ZEPPみたいな。
やはりエレクトロニカの影響を感じさせ、ストリングスが結構主張する。

5.Alleviate
静かにスタートし、徐々に楽器が増えていく構成。終盤やっとエイナルさんが声を張り上げて「アーアーアー」を聞かせてくれます(笑)待たされた分中々のカタルシスあり。この曲は今までのLeprous+エレクトロニカといった感じで、お気に入りです。

6.At The Bottom
こういう曲を待っていた!
優しげな演奏からダイナミックに展開。複雑さは感じませんが、プログレバンドらしい展開です。エイナルも絶唱。間奏にはストリングスをフィーチャー。今気が付いたけど、パーカッションもエレドラ? 
ドラマチックで素晴らしい曲です。お気に入り。

7.Distant Bells
ピアノとストリングスをバックにエイナル独壇場の素晴らしい歌唱。
ドラム細かい技術が本当に上手いなーと。後半ギターが参加してきて、U2みたいなディレイをかけたフレーズが印象的。最後はこの曲も、 もはや大爆発のごとくドラマチックに展開。お気に入り。

8.Foreigners
変わった音色のギタースタート
スタートから一番ギターが目立っており、一番ロックしてる。
ドラムも力強いロックらしいドラミングで、今までの曲ではドラムが繊細な雰囲気出すの上手かったんだなとここで気が付く。

9.The Sky Is Red
プログレ的なリフからスタート。壮大さを感じさせるフレーズ。この曲は順当に進化したLeprousという感じ。メタルらしさをやっと感じさせてくれます。まだ捨ててなかったんですね。。
それにしてもドラム上手い。。
ギターソロらしいソロはこのアルバムではこの曲だけかな。

7分で一旦切れて効果音的なギターとクワイヤストリングスからのバンド合流。
歌には戻ることなく終了。 こちらもお気に入り。

 

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