Nightwish【Human. :II: Nature.】レビュー

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5年ぶりの新作。フロールの出産やベストアルバムツアーなど色々ありました。二枚組で、Disc 2には組曲のインストを収録。Disc 1が従来通りの新作アルバムの体ですね。 Disc 1は人間、Disc 2は自然がテーマのコンセプトアルバムです。
リーダーのツォーマスのインタビューでは、最初からコンセプトを決めたわけでなく、作っていく中で決まっていったとのこと。近作はコンセプトアルバムが多いです。
簡単な感想ですが、キラーチューンは無いけど完成されたバンドだけあって聴かせるクオリティはあるかなといったところ。
先行で公開されたNoiseはNightwishの定番曲といった感じでライブでも盛り上がりそう。しかし過去の名曲より印象に残りはしないかな。
今回は結構ソフトな歌のパートが多いイメージで、メタルらしさは楽器隊が受け持ち、激しところは激しく緩急つけてる。声を張り上げるところもありますけどね。
やっぱり全体的にメロが弱くて印象に残りにくいというのが残念ポイントですね。とはいえNightwishらしさは失われていないですので、期待値は超えてないけど、まあまあ悪くはないかなと。何度か聴いたら印象変わるかもです。

01. Music

長いイントロで、半分はインスト。アルバム全体のイントロ的な扱いですかね。シンフォニックというより民族調な感じが強めです。フロールの歌い方もソフトに始まるのですが、サビまでくればNightwishらしさを感じました。

02. Noise

イントロから彼ららしい音とメロ。安定安心の定番曲といった感じです。終盤のテンションの高さもなかなかだけど、過去の名曲ほどではないかと。

03. Shoemaker

ミドルテンポでギターの刻みもヘヴィ。ラストのオペラチックな歌唱や、シンフォニックのアレンジで壮大感の出し方はさすが。

04. Harvest

フォークな雰囲気で、なぜかマルコじゃなくてトロイがメインで歌う。バンドが参加しても民族調な雰囲気が最後まで。曲調的にはONCEのころから定番ですね。

05. Pan

キレイなピアノからスタート。これもNightwishの定番曲な感じ。ギターの刻みに合わせて歌うサビメロは珍しいか。

06. How’s The Heart?

民族楽器全面でトロイの出番。フロールの歌い方はまたまたソフトな感じ。終盤にかけてテンション上がってきます。

07. Procession

こちらもまたまたソフトに始まる。バラードのようなそうでないような不思議な雰囲気。雰囲気がシリアスだからか。

08. Tribal

曲名通りトライバルな打楽器音。フロールの力強いボーカルとヘヴィギターがメタルらしさを演出。途中の合いの手がまたトライバル。ヘドバンしやすいリズムです。

09. Endlessness

ついにマルコ登場。ここにきてメインで歌う。だけど、またまたソフトに歌う。バックの音はスローでヘヴィなリフを刻むけど。メロはらしくて、弦楽器の音が本編最後を飾るシリアスさを演出。

CD2
All The Works Of Nature Which Adorn The World

01.  Vista
 02.  The Blue
 03.  The Green
 04.  Moors
 05.  Aurorae
 06.  Quiet As The Snow
 07. Anthropocene (incl. “Hurrian Hymn To Nikkal”)
 08.  Ad Astra
今回の目玉かと思って楽しみにしていたけど、BGMならいいかなレベル。Nightwishの長尺曲には山あり谷ありの劇的な曲を求めていましたが、この曲は谷ばっかりだなー。ツォーマスは映画音楽ぽいものを目指してるのかと思いますけど。最後のAd Astraはフロールのコーラスも入り、すこーしばかりはいい感じ。前作のGreatest Show on Earthの足元にも及ばない…