Slipknot【We Are Not Your Kind】レビュー

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マスクを被ったモンスターバンドの最新作。前情報からハードなアルバムだと言われており、コリィもIOWAとVol.3の間くらいとインタビューで答えていました。先行リリースされたAll Out Lifeが初期っぽい強烈な曲だったこともあり、ファンの期待度も高めだったのでは。実際のアルバムは、狂気度はさすがに初期に及びませんが、近作よりアグレッシブな曲が多いです。また初期より格段に作り込まれた楽曲、構成がアーティストとしてのレベルの高さを感じさせてくれます。ここにきてここまでアグレッシブなアルバムを出してくれて感謝。強烈なタイトルもどこか業界の現状に思うところがあったのでしょうか。若い頃と同じテンションは出せないでしょうが、これが今の彼らにとってベストなアルバムなのではないでしょうか。ともあれ、Slipknot印パーカッションが始まれば自然と頭振りたくなります。


1.Insert Coin
毎度おなじみイントロ曲。


2.Unsainted
クリーンボーカルから始まるのでおや、と思いますが、いつものサーカスの如きテンション高めの演奏が始まり一安心。最初の曲にふさわしいヘドバン曲です。


3.Birth of the Cruel
不穏な雰囲気で幕開け。ミドルテンポでヘヴィな曲。ボーカルはクリーンから入りますが、サビは凶悪な叫びを聞かせてくれます。


4.Death Because of Death
不穏な雰囲気漂わせる小曲。


5.Nero Forte
結構コリィのラップ調の歌い方と、攻撃力の高い演奏が初期に近いかな?しかしメタル度は今の方が高め。全編ドラムが気持ち良いです。


6.Critical Darling
初っ端から大爆発なイントロ、勢いそのままに歌い始め、何だかんだメロディアスなサビへ。ラップぽさを除けばStone Sourみたいになりそうです。もともとStone Sourを先に好きになったので、これはこれで大好物です。


7.A Lier’s Funeral
珍しくアコギからスタート。コリィが独白のように歌い始め、からの慟哭のような叫び。北欧のメロデスバンドっぽいかな。


8.Red Flag
こちらも激烈ナンバー。ファンは安心して頭振りましょう。ノイズ的なサンプラーがウルトラマンのカラータイマーみたいな音です(笑)


9.What’s Next
つなぎの小曲


10.Spiders
ピアノから静かに始まる。Stone Sourと区別がつかなそうな楽曲ですが、全編にわたる不穏な雰囲気はSlipknotらしさかな。


11.Orphan
イントロでタメを作ってからの突進するようなツーバス。Slipknotらしさとメタルバンドらしさを兼ね備えた楽曲。


12.My Pain
メロウで長めの楽曲。今までこういう曲でアルバムを締めることがあったので、これで終わりかと思ったら終わりじゃなかった(笑)


13.Not Long For This World
こちらもStone Sourぽいかな。俺は好きだけど、Slipknot原理主義者はどうなんでしょ。


14.Solway Firth
本編最後に怒り爆発といった感じです。アルバムを総括するような、彼らの色んな顔を見せてくれる、それでいてリスナーを熱狂させる攻撃性を備えた曲です。


15.All Out Life
ボートラアルバムタイトルはこの曲の歌詞に登場します。一番初期っぽい狂気を感じる曲で、ライブの定番になるのでは。